両忘

「COLORS」展、終了しました。

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代官山でのグループ展、日曜日に無事に終了しました。
搬出作業後、友人宅に一泊して月曜日に帰宅、作品も(梱包がむちゃくちゃだったのでどうなるか心配でしたが)無事に水曜日に戻ってきました。さすがに体力を消耗したのか、帰り着いた翌日から風邪っぴき。毎度のことながらのどをやられて、こんこんと咳ばかりしております。

今回持っていった作品は14点。

向かって右側にアクリルフレームにおさめた作品を4点。うち3点が福岡の個展でも展示したもので、1点が未発表のもの。真ん中に小作品と、名刺入れにした木製のボックス(←これがいちばんかわいい、との声もあり微妙な気分になる。これ、雑貨屋で買った既製品でして作品じゃない....あはは)。左側には、30キロサイズの米袋を広げて描いたドローイングとコラージュを4点、これは「COLORS」のために制作したものですが、上に別の作品を貼付けたので見えなくなってしまいました。初めてグループ展というものに参加して、次にいつ東京で展示出来るチャンスがくるかわからないというのもあり、こういう詰め込みモードになったのだけれど、これはこれでよかったと思ってます。

槙さんの代表作、ヒルサイドテラスの空間はやはり素晴らしかった。4つあるギャラリーは階段状に並んでいて、端正でありつつ軽快な印象を与えてくれる。ぼくのスペースの真上にはなんと天窓が開いていて、自然採光で作品に光があたるようになっている。自然採光で作品を展示できる機会なんてめったにないと思うし、作品もよろこんでいたのではないか。

ただ正直、作品に対する来場者の反応はいまひとつ。出品作家が多かったこと、展示位置が(微妙に)導線から外れていたこと、作品の力、客層、いろいろ理由はあるだろうけど、ちらりと目をやっただけでスルーされる場合がほとんど。まあ、しょうがないんだけど、作品を通じて来場者とコミュニケートできなかったのはいまいち辛かった。ただ、ときどき食い入るように展示を見てくださる方もいる。ある時、お酒臭い酔眼のおっちゃんがぼくの作品の前で立ち止まり、「おお!アートやああ....」とひと言唸って立ち去っていった。これはちょっとうれしかったです。

それと、ライブ・ペインティング。
これがとてもいい経験でした。

最初のプランは、広い展示スペースがあることを想定していたものだったのだけど、どうも不可能らしいということがだんだんわかってきて、ハードカバーの本(昭和アイドルの写真集を使う)に即興でドローイングとコラージュするということを思いついた。本なら場所を取らないし、たくさん描けてお客さんにはめくって見てもらうこともできる。

当日は直前までむちゃくちゃ緊張するも、テーブルに防水シートを張ったり、準備を始めるとだんだんリラックス出来るようになってきた。長崎から持ち込んだ使い慣れたスタンプやマスキングテープ、画材など、ようするに身体の一部といってもいい「道具」がすぐそばにあり、自分の脳と手につながっていれば制作はまったく問題なくやれる。絵を描くのに場所は関係ない。自分にこういうフレキシビリティがあるとは思いもよらないことで、うれしい発見だったし、描きあげた作品もよかったと思う。

今回のグループ展での収穫は、やはり40人もの大人数の中で自分の展示が出来たことで、世の中にはいろんな作品、展示があるもんだと....ほんとに感心した。複数の作家が集まる大規模な展覧会はたくさん見てきたけれど、自分が「出品者」になったことで初めて見えてくることがたくさんあり、とても勉強になった。とくにギャラリーやライブ・ペインティングで声をかけてくださった作家の方々、反対にこちらの質問に答えてくださった作家の方々との交流は、かけがえの無い財産だったと思います。素敵な作品に打ちのめされたり、思いもかけず自分の作品が他の方の刺激になっていたり....すばらしい時間でした。

足を運んでくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。ジャイアントマンゴーのみなさま、イベントにお誘いくださり感謝申し上げます。お疲れさまでした。
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by ksksk312 | 2009-12-12 01:01 | お知らせ、個展など