両忘

ささやかでもない、心配なこと。

個展の準備がおおむね片づいた。
といっても、本人がそう思い込んでいるだけである。 なにせ初めての体験で、電話でお店のオーナーからいろいろご指示はあったものの、やるべきことをすべてやったのかどうか、わからない。

ただまあ、なんとか作品は仕上がった。もちろん未練はあるけれど、どこかで中断しなければ画面が真っ黒になるまで描いてしまう。 絵を描いていると、大袈裟に聞こえるかも知れないけれど、つくづつ架空の惑星の生命誌を見るような思いがする。 ひとつのイメージが現われ、着地点を見いだせないと、描き足してつぎのイメージを目指す。 繁栄と絶滅を繰りかえす、生命の歴史のように見えるのでおもしろい。 プロファイルにも書いたけれど、10枚の絵があれば、そこに10通りの生態系があればいいと思う。

しかし、心配なこともいろいろとある。
一枚一枚、根を詰めて描いたので、どれも線と色彩(と各種コラージュ)がびっしりとひしめきあっている。 それぞれの作品には(少なくとも自分自身には)何かしらのアウラはあるものの、壁に何点もかけた場合、果たしてどうか。 自室の床に置いてシミュレーションしてみると、画面が小さいこともあって、饒舌でデューティ(ゴテゴテして、汚い...苦笑)。 はっきりいって、とっても不安...。

現代美術の絵画のミニチュアが並んでいるような感じ? ははは...泣。

しかしこれもまた、実際はどうなのかお店で実際に展示をしてみないとわからない。 オーナーや友人たちと相談しながら、いちばんいい展示の着地点を探そうと思う。 ふだんはプライベートな時間と空間の中ににしかない作品が、外に放り出されて実際はどうなのか。 ちゃんと「絵」になっているのか。そこを見極めるのが個展のいちばんの目的である。 問題点が山ほど出てくると(見つけられないと困る)思うので、しっかり学んで、この場でもレポートしていきます。

それにしても、今日は見事な秋空が広がった。
花の落ちたひまわりの茎が風になびくのを見ると、しんみりしてしまう。

午後から愛犬を空き地に引っぱりだして、洗う。 前回シャンプーしたのが8月の上旬だったから、頃合いもいい。 毎度のことだが、空き地に放されていったんは喜ぶナナだが、シャンプーやらブラシやらを見ると顔色をなくして閉所に逃げ込む。 そのリアクションは、何度見てもおもしろい。しかし、抵抗しても無駄なのじゃ。 首を振って暴れるところをひん掴まえ、容赦なく洗う。

これ、洗うほうもけっこう気持ちいいんだ。
だから、ちょっとだけつきあえよ。
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by ksksk312 | 2006-09-14 15:51 | お知らせ、個展など