両忘

平川渚展「部屋を編む」

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作家の方からDMが届きました。
開催中の展覧会です。

平川渚展「部屋を編む」
会期、6月1日(日)〜30日(月)。
時間、10:00〜18:00
場所、gallery blue ballen(大分県湯布院市)

DMだと抽象画のようにもみえますが、これは糸を丹念に編み込んで作られた数メートルの大きさの作品です。湯布院には行けないので展示は想像するしかないんだけど、作品をギャラリーに持ち込むというより、ギャラリーの中で自由に制作をして、作業と展示がどちらも「作品」として提示されるのだと思う。

平川さんは4月から5月にかけて、福岡の冷泉荘で滞在制作をした。
自分の個展と時期が重なっていたので、運よく制作を拝見することができた。

冷泉荘は元アパートなので、人が生活をしていた空間である。間取りの痕跡も残っている。編み物のインスタレーションの中にいると、なんというか(引っ越しなどで)長年住みついた部屋を空っぽにしたあとのような、懐かしくも寂しい、そんな感覚を喚起させられる....。作品の力で、部屋に染み付いた人の温もりや記憶がみえた、という感じ。建物を外から包み込んでしまうのがクリストなら、彼女は建物の中(部屋)のことを考える。作り手の内面が作品に"出る"、とよくいうけれど、平川さんは内面を"作る"作家なのではないかと思う。

「部屋を編む」。タイトルがいいですね。。

湯布院の個展でもすばらしい空間を作っていらっしゃるにちがいない。
ご活躍、期待しております。



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by ksksk312 | 2008-06-23 19:24 | お知らせ、個展など