両忘

生島国宜公開制作「行列と乞食」

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福岡の個展でお世話になったIAFshopのスタッフ、 生島国宜さんの個展が開催されます。生島くんには作品の展示方法を教えてもらったり、物販用の棚を作ってくれたり、ほんとに助けていただきました。彼の作家としての仕事を見るのは今回が初めてなので、楽しみにしています。

場所ノart space tetra
会期ノ2008年7月29日(火)〜8月10日(日)
時間ノ13:00〜20:00
休館ノ8月4日(月)
入場料ノ1円より
アーティストトークノ8月9日(土)19:00〜(要1ドリンクオーダー)

実物を一点も見ていないのであれこれいうのはどうかという気もするけれど、flickrにアップしてある彼の作品を見ると、エネルギッシュで、描きたい事や描かずにはいられない事が滾々とあふれて「紙」が追いつかない、という印象を受けます。実際、イメージを描きつづける為に紙を継ぎ足したような作品もある....。ぼくも福岡の個展以降、変形の画面に描く事が多くなってきたけれど、あらかじめ決めたサイズにいかにピースを詰め込むかということしか考えないので、紙を継ぎ足してでも描き進めるなんてすごいなあと思う。

生島くんに「秋田スカイホテルの風呂場」という作品(すごく、いいです)があって、彼自身が作品の成立過程について興味深いコメントを残しています。

このコメントを読んで、彼のパワフルなドローイングの秘密がすこしみえた....と思います。ようするに、彼は(描いていないときにも)描いている。あたかも導火線を火花が走っていくように潜在意識の中を絵が走り続け、ある臨界点に到達したときに爆発する。彼の作品にはどれもシュールなタイトルがついているけれど、それは創作衝動(作品)に至るまでの物語性(日常)を象徴しているのだと思う。

生島くんには矩形の画面は似あわないような気がする。紙を継ぎ足したり、絵巻物のように横へ横へと広がっていく自由な画面がふさわしい。今回の公開制作はゴーギャンの名作を下敷きに進められるとの事だけど、彼らしいアイデアだなあと思うし、ボナールをリスペクトしているというのも(日常から創作のカオスを引き出す、という点など)腑に落ちるような気がします。

生島国宜さんの作品。
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by ksksk312 | 2008-07-29 03:01 | お知らせ、個展など