両忘

3つの展覧会

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先週の11日から12日にかけて、福岡に行ってきました。
古いネタですが、3つの展覧会に行ったので備忘録として書いておきます。

1・グループ展「飛び出せ! MADE IN 九州展」(ギャラリーアートリエ

知人の作家が何人か参加していたので、オープニングにお邪魔しました。
作品はとてもおもしろかった。どれもよく練り上げられていて、美術作品としての完成度は高かったように思う。展示についてはかなりぎちぎち。作家の方々も満足していないようだったけど、12名をあのスペースで紹介するということなら最善の案だったのではないか。

企画そのものは、(タイトルもふくめて)もう少し新鮮味が欲しかったかなという印象。企画ギャラリーやNPOがよくやる有望若手作家のグループ展、みたいなものと変わらないことをやっているように思えたのだが....。関連イベントのアンデパンダン展は企画の目玉だと思うけど、平行して作家を選ぶことをやっているので釈然としない。とはいえ、中身がよければつまらない理屈なんか吹き飛んでしまうだろう。思いっきり暴れて欲しいと思う。


2・清川あさみ展「HAZY DREAM」(アルティアム)

清川あさみさんは、ウエブサイトで作品を見てすごく気になっていた方。
印刷媒体でも良い仕事をしておられるし、ぜひ見たいと思っていた。

で、感想は....うーん。ウエブや印刷媒体で見るととてもシュールなのに、実物を見るとその舞台裏を覗いてしまったような、そんな印象を受けてしまった。実物より印刷媒体で見たほうがおもしろい方なのかな。ただ、誰もやってないことをやってやるぞ、という気概が作品から感じられる。入場料を払った価値はあり。

それと、ビス止めしたアクリル板による額装はとてもよかった。写真をバックライトで照らす展示も。というか、自分も(お金に不自由しなければ)こういう展示をしたいのだ! 負けないぞ....と思ってしまう。(ハングリー精神、ってやつか)


3・原口ヒロシ展「孤独な群衆」(IAFshop

IAFshopの階段を上ったのは個展以来、半年ぶりでした。
光陰矢のごとし、なのです。

原口さんの作品は、ネットの写真で見た印象とはぜんぜん違っていて、とても暗かった。その暗さは、作品に重厚感があるとか、闇の深さを漂わせているとか、そういものとも違う。敢えていうなら、重油、コールタール、地下の化石燃料のようなねっとりとした感じ。火がつくと爆発するかも知れない。そんなただならぬエネルギーは伝わってきたと思う。

というわけで二日間、行き先々で知人と顔を合わせておしゃべりしたり食事したり、慌ただしくも充実した時間でした。4月の個展を通じて知り合った作家の方々にはありがとうと言いたいし、作品を通じて世の中とどう向き合っていけばよいかを学んでいきたいと思う。あと、いつもいろいろと支えてくれる弟と義妹にも感謝。焼き肉ごちそうさま!
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by ksksk312 | 2008-10-22 00:35 | 読書美術音楽、etc