両忘

カテゴリ:お知らせ、個展など( 72 )

平川渚展「部屋を編む」

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作家の方からDMが届きました。
開催中の展覧会です。

平川渚展「部屋を編む」
会期、6月1日(日)〜30日(月)。
時間、10:00〜18:00
場所、gallery blue ballen(大分県湯布院市)

DMだと抽象画のようにもみえますが、これは糸を丹念に編み込んで作られた数メートルの大きさの作品です。湯布院には行けないので展示は想像するしかないんだけど、作品をギャラリーに持ち込むというより、ギャラリーの中で自由に制作をして、作業と展示がどちらも「作品」として提示されるのだと思う。

平川さんは4月から5月にかけて、福岡の冷泉荘で滞在制作をした。
自分の個展と時期が重なっていたので、運よく制作を拝見することができた。

冷泉荘は元アパートなので、人が生活をしていた空間である。間取りの痕跡も残っている。編み物のインスタレーションの中にいると、なんというか(引っ越しなどで)長年住みついた部屋を空っぽにしたあとのような、懐かしくも寂しい、そんな感覚を喚起させられる....。作品の力で、部屋に染み付いた人の温もりや記憶がみえた、という感じ。建物を外から包み込んでしまうのがクリストなら、彼女は建物の中(部屋)のことを考える。作り手の内面が作品に"出る"、とよくいうけれど、平川さんは内面を"作る"作家なのではないかと思う。

「部屋を編む」。タイトルがいいですね。。

湯布院の個展でもすばらしい空間を作っていらっしゃるにちがいない。
ご活躍、期待しております。

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by ksksk312 | 2008-06-23 19:24 | お知らせ、個展など

見つかりました!

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迷子になってしまったスケッチブック、本日見つかりました。
見ず知らずのお宅に数日居候していたようですが....苦笑、本日無事に月の美術館に到着、明日から本来の展示で作品をご覧いただける事になりました。

みなさま、ご心配をおかけしました。
自分も作家として、またひとついい勉強をしました。
日本郵便、長崎支店のYさん、ご苦労様でした。感謝申し上げます。
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by ksksk312 | 2008-06-06 21:27 | お知らせ、個展など

長崎の個展について、お知らせ。

月の美術館での個展についてお知らせです。

昨日、佐世保からゆうパックで作品を送ったのですが、荷物の一部が途中の経路で行方不明になり作品が会場に届いていないという異常事態が発生しています。段ボール箱と(エアパッキンで包んだ)スケッチブックをベルトで固定して発送をおねがいしたんだけど、会場に届いたのは段ボール箱だけ。途中でベルトがはずれたらしく、作品をおさめたスケッチブックが現在も行方不明です。

個展は(届いた作品だけで)暫定的に開催してますが、残念ながら不本意な展示となっています。スケッチブックは郵便局の方でも探してもらっているのですが、手がかりひとつつかめていません。中身にはレンブラントのコラージュなど、自分にとっていちばん大切な作品ばかり16点、ショックで言葉にならない。(モノは大きいのに、どうして見つからないのだ)

とにかく、作品が無事に見つかるのを祈るばかりです。
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by ksksk312 | 2008-06-05 21:48 | お知らせ、個展など

長崎、個展のご案内。

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昨年にひきつづき、長崎の月の美術館で個展を開催いたします。
長崎では諸事情により展示は会場におねがいすることになりました。在廊予定もいまのところありません。作品は福岡の個展で展示したものからチョイス、一部新作も含まれます。また、ビニールパック(在庫あと3個。もうすこし作ります)とポストカードも引き続き販売する予定です。長崎近辺にお住まいの方、ぜひ月の美術館にお越し下さい。

なお、月の美術館は4月から諏訪町に移転しています。会場への道案内は月の美術館のサイトに詳しいので、参考になさってください。

展覧会タイトル:志久浩介 solo exhibiton
作家名:志久浩介
期 間:2008年6月5日[木]-6月23日[月]
休廊日:火・水曜日休廊
時 間:11:00-17:00
場 所:月の美術館(850-0873 長崎市諏訪町4-3)
問合せ:095-893-5550

プレスリリース。
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by ksksk312 | 2008-06-02 17:14 | お知らせ、個展など

詩の寄稿。

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西日本新聞に詩作品を寄稿しました。
「あ・ふれる」という題で28日の朝刊に掲載されるようです。
西日本新聞を購読しておられる方、ご覧いただければ幸いです。

推敲しながら思ったんだけど、ここ7〜8年、作品は2行をひとつのかたまりにして書いている。突発的に1行とか3行とかでリズムをつけることもあるけれど、基本は2行。たぶん呼吸のイメージ(呼気と吸気)だろうと自己分析。でもこのリズムじゃないと作品が書けない自分って何だろう、と思う。絵を縦長サイズでしか描けないのと、通じるところがあるのだろうか。
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by ksksk312 | 2008-04-25 19:15 | お知らせ、個展など

ヨルゴスのこと、これからのこと。

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個展が終わって一週間たちました。
日記(とくにミクシイ)にたくさんのコメントをいただき、感激です。ほんとにありがとうございました。佐世保に戻ってから風邪をこじらせてしまい、喉をやられてしまいました。なかなか完治しないんだけど、お礼状を作ったりやることはまだ残っていて、もうひとがんばりという感じです。

最後の週末は、ほんとにいろんな事がありました。金曜日から日曜日まで時系列的に書くと長くなるので、土曜日のパーティの様子だけご紹介して、これからの活動についてぼんやり考えていることを書いてみたいと思います。

土曜日のパーティ、参加してくださったのは、関東からはるばる来てくださったMさんに加え、冷泉荘にレジデンスで滞在されている作家のHさん、ぼくの前にIAFで個展をしたきもたろうくん、あと蝶番(福岡の若手アーチストのネットワーク)のメンバーの方々などなど....。料理は佐世保から持ち込んだたけのこごはんと野菜の煮物をメインにいろいろと準備。料理はおかげさまで好評。母に感謝です。自分のパーティに来てくださった方だけの集まりだったら静かでこじんまりとしたものになってたと思うんだけど、ブッキングされていたミニライブの関係者がぞくぞくと集まってきて、準備と打ち合わせ。騒然とした雰囲気というか、にぎやかというか、そんな感じになってくる。

ライブをやったのは北九州にレジデンスで滞在していたギリシャ人のヨルゴスさんという作家の方。世界中を旅してまわる中で現地の関係者と即席でバンドを組み、ライブをやるという事をつづけているらしい。打ち合わせに呼ばれてびっくりしたのは、ヨルゴスから「ビニールテープでドローイングをしたいので壁を開けてくれ」と言われたこと。間に通訳の方がはいっているのでニュアンスがわからなかったんだけど、こちらの展示に気を配る様子がほとんど感じられない....苦笑。結局、結局空いている壁に興味がうつったようで絵を剥がされることはなかったんだけど、これって欧米人のアーチストエゴだったのだろうか....頭をよぎる。もう済んだことだけど、エゴの足りない志久はなにも考えず「壁を空けてもいいよ」と言ってしまったので、すこし反省している。場合によっては「ノー」と言うことも大切だろう。ぼくも作家なのだから。

ライブは8時半頃から始まる。ギターとベースがかき鳴らすノイズの上にヨルゴスがあれこれ英語でシャウト、ときどき日本人の女性が日記のようなモノローグを入れる。ヴェンダースの『ベルリン、天使の歌』を見たことがある方はニック・ケイブのライブを思い出して欲しい。ああいう感じです。集中して聴くとなかなかいいライブだったかも知れないが、展示を見てくださる方の接客をしたり、写真を撮ったりしていたので自分のなかではずっとBGMだった。残念。

その後、パーティは(ヨルゴスも途中で消えて、誰のパーティなのかわからなくなっていたが)大盛況でした。入れ替わり立ち替わり、たくさんの人が来ては出ていく。IAFのサトウ氏によれば、福岡、北九州の主な作家、キュレーター、ギャラリーオーナーなどなど、かなり来ていたという。「あのひとは誰、このひとは誰」とおしえてもらったけれど、あまりあいさつにいく気にもなれず、その場で知りあった若い作家の方々と楽しくおしゃべりして過ごす。なんといったらいいのか....自分が「アートの現場」に飛び込んだというより「アートの現場」が向こうから飛び込んできた....。正直、本人はすこし戸惑ってたんだけど、「これだけ関係者が顔をそろえるのはIAFでも滅多にない」(サトウ氏)そうで、そういう場に自分のパーティがなったことは良かったと思う。

つづきを読む。
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by ksksk312 | 2008-04-22 13:05 | お知らせ、個展など

creator's garden

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西日本新聞クリエーターズガーデンに志久が紹介されました。
自分で自分のことをここまでコンパクトに表現する事はほぼ不可能です。記事を読んで、とても新鮮な気持ちです。記者のNさん、ありがとうございました。
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by ksksk312 | 2008-04-15 10:34 | お知らせ、個展など

個展、終了しました。

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個展、画* alternative mind、無事に終了いたしました。

今回の個展、展示には合格点をあげれると思ってましたが、内容についても手応えはあったし(教訓もあった)、自分なりに成功の2文字をあたえていいかと思います。サポートをしてくださったギャラリーの皆さま、会場に足を運んでくださった皆さま、インターネットで応援してくださった皆さま、ほんとにありがとうございました。父が他界して半年足らずなのに我儘をゆるしてくれた母、福岡でサポートしてくれた弟と義妹にもお礼をいいたいです。ありがとう。

金曜日から日曜日にかけての状況ですが、ギャラリーのイベントやグループ展のミーティングなどとも重なり、たくさんのお客さんに展示を見ていただき、お話しすることができました。遠方から来てくださった方のこと、暴発したパーティのこと、日曜日の搬出作業などなど、書きたいことはいろいろあるのですが、次の日記にしたためたいと思います。

作品、売れる。
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by ksksk312 | 2008-04-14 23:06 | お知らせ、個展など

日曜日のこと。

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日曜日。
お昼の1時から夕方6時まで在廊。

天気予報は雨だったけど晴れ。しかしながらお客さんはあんまりいらっしゃらなくて、夕方までで6人だった(身内2人含む)。お天気がいいのでみんなお花見に行ってるんだろう、きっと。ひまだったので店番のAちゃん(名前聞いたのに忘れました)と知人のアーチストの方とゆるくおしゃべりして過ごす。

その日、ひとつだけショックだったのは、来てくださったお客さんから「(作品が)人間的なものを排除しているようにみえる」と言われてしまったこと。お客さんは作品についての正直な感想を漏らされただけなんだけど、「人間的なものの排除」という言葉にいろいろと去来するものがあり、心の中のパンドラの筺が開いてしまったような感じになった。

30代の頃、東京でフリーターをしながらたくさん文章を書いていた。けれど、なにをどんなに書いてもうまく「人間が描けない」。そんな自分の人格を嫌悪して、しばしば精神を衰弱させた。トラウマといってもいいのかも知れないけれど、ぼくには(他人に対して)心を上手に開けないところがある、と思っている。結果として人間としての経験も足りないし、いまでも自分の人格に価値を見いだせなくなるときがある。そういう自分には成熟した"表現"ができるはずがないと悩み、些細なことですぐに心を痛める、その繰りかえしの中で出会ったのが絵だった。絵はいままでの試行錯誤のなかでいちばん手応えはあるものだったのだけど。。

お客さんは絵の感想を言っただけであって、志久の"人格"についての感想を述べたのではない。それでもストレートに反応してブレイクダウンしてしまう自分の脆さに困ったモノだという思いをし、同時に個展というものの怖さもすこし経験したように感じた。

週末にはパーティと展示の撤去作業が待っている。立ち直らないと。(パーティはたけのこごはんパーティに決めました。スタッフのS氏がぶうぶう言うかも知れないけど、そうします)

お昼に作品を制作したり、整理したりしているうちにすこしずつ平常心が戻ってきた。絵を描くことが自分の"内面"を充実させ、外へも開き、助けてくれるものであるように、自分自身に祈りたい気持ちでいっぱいです!
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by ksksk312 | 2008-04-09 23:53 | お知らせ、個展など

土曜日のこと。

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福岡へ。
2時頃に天神に着き、気になっていた展覧会にいくつか足を運んでみる。

いちばん面白かったのはアクロスで開催されていた「子どもの本カーニバル」というイベントで、本や言葉の展示が斬新でとても勉強になった。念願だったマヤ・マックスと荒井良二さんの実物ともついに邂逅。どちらもいい。コラージュなんか止めていちから絵を描きたいと思わせる作品だ。広いスペースと画材を無限に使えるお金があればやってみたい....春の夢です。

1時間ほど、会場にとどまって本の森を彷徨って思ったのは、いい本のまえでは大人も子どももない、ということだ。自分の記憶を遡ってみても、ぜんぜん読めないのに本の装幀や重みが面白くて開いていた父の本があったし、百科事典の図版は大好きだった。図書館では児童書のコーナーに並んでいる五味太郎さんの絵本、工藤順子さんの詩集は、普通の棚にも並べて欲しいと思う。

そもそも、子ども(という概念)は大人が作ったものだ。本の森を彷徨う時は自分がどっちなのか忘れていい。そんなことを思う。

夕方、IAFshopへ。11時の閉廊まで滞在する。
土曜日のお客さんはIAFに用事があった方もいれて10人くらいだろうか。みなさん、一度ギャラリーに入られたらなかなか出てこない。よろこんでいただいているのが出てきた時の顔つきでわかる....。いろんな質問も受けた。どのくらい時間をかけて描いているのか、どうして表にも裏にも作品を描いているのか(そういうのもある)。まったくの初対面で「ブログをいつも見てます」と言ってくださった方もいて、とてもうれしかった。

お客さんからもいろんな質問を受けるが、こちらからもいろいろと訊いた。一番気になったのは作品のサイズなのだけれど、あまり気にする必要はないということがわかった。お客さんはサイズの大きい絵を見たくてここに来ているのではない。志久の作品を見たくて来ているのだ。大きい作品も描いてみたいが、このサイズでも自信を持って描いていけばいい。励まされる言葉をいただきました。

8時過ぎに西日本新聞のN記者が取材にいらっしゃる。

20分ほどかけてギャラリーを見ていただき、その後インタビュー。15分か20分くらいで終わるのだろうと思ったら、1時間くらいはお話しさせてもらったような気がする。こんなに長い時間、集中して自分の制作について話をしたのは初めてで、これもまたいい経験でした。Nさんは別の部署から転任してこられたばかりで、美術事情には詳しくないと謙遜されていたけれど、立て板に水のように質問につぐ質問で、そのあたりはほんとにプロフェッショナルだと感じる。ビッグマウスにもならず、正直にお話しできたのも、Nさんおかげです。ありがとうございました。

記事は13日、日曜日(個展の最終日)の朝刊に掲載されるようです。
新聞社のサイトでも閲覧できるようなので、掲載されたらリンクしようと思います。いい土曜日でした。
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by ksksk312 | 2008-04-08 21:55 | お知らせ、個展など