両忘

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It's my painting.

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2005年の6月。無印良品の雑誌ノートに鉛筆で落書きをはじめた。
それを自分の中では絵の始まりということにしている。ヨーゼフ・ボイスやサイ・トゥオンブリを意識しながらくねくねとした線を描き、9月頃からブログにアップするようになった。

次の年の5月、ニューヨークからアメリカ人の詩人がポエトリーリーディングにやってきた。知人に誘われ、ギャラリーでの朗読を楽しみ、その場にいた地元の絵描きさんに初めて自分の作品を(ぶるぶるふるえながら)見せた。どやどやと集まってきた絵描きの方々がいうには「これは絵になる」「絵になるぞ」と....(みなさん興奮してました)。

でも、意味が分からなかったです。

「絵になる」って....これは絵じゃないのか。絵を描いたつもりだったのに、絵描きさんたちには、ぼくの描いたものは絵には見えなかったのか....。その後、別の知人から「そのまま100号に拡大して公募展に出すべきだ」と言われ、ようやく意味がわかった。あの場にいた絵描きさんたちには、ぼくの作品は絵の青写真にしか見えなかったのだろう。個展なり、公募展なりを知っている人はそこから逆算して制作をするから、スケッチブックのドローイングはタブローとはぜんぜん別物なのだ。そういうことが、その場で初めてわかった。

お金と時間があれば、美術の勉強をたっぷりしたい、と思う。とくに実技。それでもやはり、青写真を描いてそこから実物をおこすという作業はできないだろうと思う。不器用で、手間のかかることが苦手なので、仮に100号というサイズをあたえられても、青写真もなく闇雲に描き始めるだろう。0号だろうと100号だろうと、コラージュだろうとペインティングだろうと、自分がやりたいのはドローイングなんだと思う。自己から始まり、作品が自己を超えていくのを見るのが好きなのだ。

43才で絵を始めるなんて、やはり普通じゃない。まいにち描きつつ、自分は生い先長くないんじゃないのかとか、アール・ブリュットなのだろうかとか(これは違う。自分のやっていることをゲージュツと自覚しているから)、いろいろかんがえるけれど、かんがえてもしょうがない。どうしてもやりたくなってやりはじめ、もう止まらないのである。

isolationとpoor(....笑)と好奇心、それに非常識。....この4つがいまのぼくに絵を描かせている。でも、描きつづけて孤立と貧乏から抜け出せるという保証はどこにもない(みんな同じことをかんがえているだろうから)。ミクシイで知人のDくんがコメントしてくれたように、不随意な自己を発見するのが絵だと思う。自分のやりたいことにどこまで覚悟を決めて根性をいれられるか、それでこれからの人生が決まるのだ。

写真はB4サイズに描いたペインティングから。
ぼくにとって青写真ではない、paintingなのです。
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by ksksk312 | 2008-01-29 23:22 | 断片集

collage

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ハウスペイント、印刷物、B4再生紙
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by ksksk312 | 2008-01-28 17:16 | by digital '08

untitled

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鉛筆、水彩、ハウスペイント、印刷物、紙(37X26cm)

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by ksksk312 | 2008-01-27 21:48 | on paper '08

word of mouth

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鉛筆、クレパス、水彩、アクリル、その他、印刷物、紙(33X31cm)

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by ksksk312 | 2008-01-26 22:11 | on paper '08

mokuma

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鉛筆、ハウスペイント、印刷物、紙(32X33cm)

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by ksksk312 | 2008-01-25 22:53 | on paper '08

collage

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鉛筆、ハウスペイント、印刷物、B4再生紙
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by ksksk312 | 2008-01-25 00:23 | on paper '08

collage

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鉛筆、水彩、ハウスペイント、印刷物、B4再生紙
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by ksksk312 | 2008-01-24 13:31 | on paper '08

日記。

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土曜日、福岡へ日帰り滞在。
まず、駆け足で美術館とギャラリー巡り。福岡市美術館、和田千秋展。ギャラリーモリタ、小林健二展。アルティアム、アンテ・ヴォジュノヴィック展。アートリエ、大浦こころ展。どれもはずれなし。とくにDMで興味をもっていた大浦さんがよかった。公開制作と水彩の小品がとっても素敵で、ご本人ともお話しできて満足する。

「水を使って描くのが好きなんですよ、だから水彩が好きなのかな」「紙の窪みに水が溜まって水たまりになってるとつい見とれてしまうんです」....色や水への繊細な感覚。かたちのないもの、みえない内面的な世界を探求してこられたがゆえの、逆説的ともいえる水彩や紙への物質的なこだわり。おもしろい。ぼくにもぼくなりのこだわりはあるが、大浦さんのような物質感こだわりというか、フェティシズムはない。自分の制作についてすこしかんがえたが、発色や画材の質感へのフェティシズムというより、描かれた(コラージュした)イメージへの偏愛、というところにこだわりがあるのだと気づいた。ある意味、まだまだ記号。皮膚感覚としての絵画が描けていない。自分はまだまだ年季が明けてないなあ(当たり前や)、との思いを持った。

丸善のカフェで知人と会い、ばたばたとお茶(ほんとにばたばただった)。少しおしゃべりして別れて、その後IAFにお邪魔する。3月27日からの個展の打ち合わせ。1時間ほどスタッフの方々とじっくり話しあう(楽しかった)。

感じたのは、作品のことをスタッフの方々が信頼してくださってるな....ということ。結果として、議論も(作品の中身より)展示をどうするか、その一点に集中していく。おかげさまでみなさまとの共通理解ができて、あとは作業を進めるのみという地点に立つことができた。ほっとしています。(どなたか忘れたけど、アートブックにするとおもしろいと言ってくださった。なるほど、そういうチャンスがあるといいな)

ついさっきのこと、鏡を見たら顔がえらくやつれてて、ヘルスメーターに乗ってみたら、針が45キロの手前で止まった。服の重さを差し引くと44キロくらいか....。昨年いろいろあって5キロ減り、なかなか戻らずずっと46キロ前後。今年に入ってから眠れなくなったので、落ちたんだろうな。でももう、大丈夫だと思う。一昨日も昨日もよく眠れたし、目覚めた時の不安感もなかった。制作も進んでいる。

今日は朝からトイレ掃除をした。実はこれ、好きなんです。週に1〜2回はかならず、便器も床もごしごしと磨きあげている。トイレにはなんとかという名の神様がついていて、掃除すると臨時収入がアップするという。収入じゃなくて、臨時収入というのがちと気にかかるけれど(貧乏くさいですね)、そういうのとはぜんぜん関係なく、やると気分がすっきりするのです。頼まれれば、出向いてやらせてもらいたいくらい。

大浦こころ個展
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by ksksk312 | 2008-01-21 21:09 | 或る日

untitled

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インク、水彩、ハウスペイント、印刷物、紙(36×47cm)

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by ksksk312 | 2008-01-17 22:43 | on paper '08

写真

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1月13日、午後4時
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by ksksk312 | 2008-01-17 00:51 | 写真 '08