両忘

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あと2日。

個展のほう、おかげさまで順調に進んでいます。

在廊中は予定通り、公開制作。床にレジャーシートを敷いて、先週は松田聖子の写真集を素材にドローイングとコラージュを描きました。自分としては、ヒルサイドのグループ展で制作したときより、ずっといいものが出来ている感触があります。ただ、時間的な制約がないせいかマイペースになってしまい(素材をたくさん持ち込んだので、選択肢が増えたということもある)、制作のスピードはいまいち上がりません。1日1冊のペースを予定していたけれど、2日でやっと1冊、という感じ。

公開制作でよく訊かれたのが、どうしてアイドルの写真集を使うの?、ということ。バイト先の古書店に在庫がたくさんあること、古書としての値段が暴落していてかんたんに入手できること、時代遅れのアイドルがキッチュでおもしろいこと....などなど、ちゃんと説明するのだけど、いまひとつ納得いただいているという実感がわきません。アイドルフェチ、みたいに思われているのだろうか。違います(がらくた本フェチなのは間違いないけど)。

明日から、また福岡へ行きます。

土曜日はクロージングパーティがありまして、佐世保からは炊き込みご飯を作って持っていきます(前回はたけのこごはん)。あと、わが家には毎月21日に饅頭をこしらえて裏庭のお地蔵様にお供えする風習があり、少し多めに作ったのでこれも持っていきます。お口に合うかどうかわかりませんが、召し上がっていただければうれしいです。コラージュブックのほうも、土曜日と日曜日であと一冊....。浅香唯の写真集か、(名前が出て来ないんだけど)某タレントのヘアヌード写真集か、どちらかを潰すつもり。悪天候になりそうなので来客はほとんどあれでしょうけど、そのぶん(雨だれを楽しみつつ)制作したいです。

今週はハンク・ジョーンズが亡くなり(これでジョーンズ3兄弟はすべて天国へ行ってしまった)、荒川修作さんも亡くなり(無念)、丸善の福岡店も閉店するというニュースも飛び込んできて(とても困る)、いろいろと消えていくな、という感じです。自分の展示もあと2日で消滅してしうけれど、これから先、思考したり実験していかなければならないことがあるので、(前回のような)虚脱感や喪失感に襲われることはないと思う。

自分なりに得難いものはすでに得た。
あと2日、IAFでの時間をじっくり楽しみたいです。

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by ksksk312 | 2010-05-22 01:30 | お知らせ、個展など

個展、始まる。

先週の木曜日から、IAFでの個展が始まりました。

今回も2年前と同様、火曜日の夕方にIAFに入り、ほぼ48時間、じっくりと展示作業に没頭。あらかじめ考えていた展示イメージはあるけれど、作業を始める取っ掛かりにしかならなくて、そこから試行錯誤を繰り返してアイデアを出していく。そういう流れで作業を進めていきました。

実際の展示ですが、まずホワイトキューブのギャラリーには、米袋を広げて描いた大きいサイズの作品を5点、比較的小さいサイズの作品を10点、合計15点を展示。米袋の作品はほぼ正方形で、予想はしていたけれど、どこにレイアウトしてもなかなか安定せず、何度も何度もやり直し。火曜日の深夜に(ほとんど偶然に)ひとつの壁面が決まり、ここを起点にして時計回りでレイアウトを決めていきました。ひとつの壁面が決まれば、(不思議なことに)試行錯誤するうちに自然にまとまっていきます。最終的には、自分の作品と同時に、持ち込んだレイディメイドの印刷物や標本、フィギュアなどを要所要所に配置して、詩的な雰囲気のある空間が出来たかな、とは思います。自分の作品をお客さんに「見てもらう」というより、作品がお客さんを「見る」、「囲い込む」....そういうベクトルが作れたのではないか。あらかじめ考えていたコンセプトではなくて、現場で試行錯誤するうちに生まれてきたものなんだけど、そのあたりは前回の展示とはまったく異なるものが出来たし、自分なりには満足しています。

この空間でひとつ、特にご紹介したのが、米袋に描いた作品にがらくたのヘッドフォン、地球儀を組み合わせた作品です。地球儀の中には携帯音楽プレーヤーが入れてあって、ヘッドフォンからノイズが静かに流れています。ヘッドフォンを耳にあてて聴いていただくと、ものすごい轟音。以前からサウンドアートには興味があって、出来ることからすこしずつ....と思っていたのですが、今回知人の音楽家から音源提供を受けて、実現することができました。自分の作品から音を流すことは夢ではあったので、とてもうれしいです!

音楽の提供は、ノサカケイイチさんという方です。
マイスペースで自作を公開しておられるので、是非。

カフェスペースには、やはり米袋に描いた作品を2点、段ボールに描いた小品が1点、あと、B4のコピー用紙に描いたドローイングを30点、それとヒルサイドのグループ展で制作したコラージュ本、その他お気に入りの印刷物やレコードなどを(僅かですが)並べています。カフェスペースのほうは、おおむね計画通りのレイアウトが出来たのだけど、ひとつ不安だったのはコピー用紙に描いたドローイングが事前にあまり描けてなかったこと。自宅でもうまくいかず、IAFに持ち込めたのは9点だけ。どうしても30点はほしかったので、展示作業の合間をぬって(画材を自宅に忘れてきたり....ちいさなトラブルに見舞われつつ)ちまちまと描きあげ、なんとか間に合わせる。30枚に過ぎないけど、ドローイングを壁面にならべると高さ2メートル、横幅も1メートル半くらいの連作になり、自分としてはまあ、いい感じになったのではないかと思う。このドローイングのシリーズは、これからも続けていくつもりです。

前回個展の展示作業でも痛感したのだけれど、やはり今回も、展示は自律したひとつの作品であるというのを強く実感。展示作業にはタイムリミットがあるので大変ですが、達成感は格別です。結局、展示したのは持ち込んだ作品の半分以下で、残りはギャラリー隅の梱包材の中で眠っているのだけど、そのストックだけで「もうひとつの個展」が出来るんだと思う。アイデアを現場で出していくというやり方がいいのかどうかはわからないけど、それが自分にいちばん向いたやり方ではあるし、これからも続けていきたいと思う。


「私」は自らに見えない暗転である。(吉田一穂「非在」)

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by ksksk312 | 2010-05-14 19:54 | お知らせ、個展など

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by ksksk312 | 2010-05-08 22:36 | on paper '10

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by ksksk312 | 2010-05-04 03:26 | on paper '10

IAF SHOWCASE

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天神、パークサイドギャラリー(ソラリアの警固公園側、三越ライオン広場から向かって左側の通路にあります)でのグループ展が始まりました。

来週から個展をやらせていただくIAFshopに近い作家の作品を集めた展覧会で、タイトルを『IAF SHOWCASE』といいます。作家が32人もいるのですが、これだけ数が多いと、ギャラリーでやるよりこういったパブリックスペースで展示するほうがいいんじゃないかと思います。各作家がショウケースで割り振りされているので、窮屈な感じがなくて良いのではないでしょうか。 IAFスタッフのみなさま、展示作業お疲れさまでした!

展示の様子は、IAF佐藤さんのブログ「うるさいギャラリー」で紹介されています。 上から3番目の写真がぼくの作品です。個展でも、このサイズ(約90センチ四方)の作品を中心に展示していく予定です。 個展のほうも、是非。

話はぜんぜん飛ぶのですが。。。

木曜日、ナナを狂犬病の予防注射に連れて行きました。 散歩と勘違いしてさっそうと表に出るも、目的地が近づいて(犬だらけなので)ビビるのは毎年のことです。注射そのものは怖がらないんだけど、今年の獣医さんは注射がちょびっと乱暴で、針を突き刺された瞬間、ナナの目から火花が飛ぶのが見えました....笑。

注射のあとは新しいと鑑札と、犬シールをもらいます。

鑑札はまあいいとして、問題は犬シールです。玄関先に貼るようにいわれてるんですが、何のために貼らないといけないのか、と母が疑問を呈しました。たしかにいわれてみれば....これは何のためにあるんやろか。40〜50年前からあるのでぜんぜん疑問に思わなかったのだけど....何なんやろか。

今日のナナ
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by ksksk312 | 2010-05-01 22:28 | お知らせ、個展など