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両忘

あいたた。

月曜日。
作品と展示物の搬出のために長崎へ。

今年に入ってから5度目の長崎。佐世保から遊びに行くときはほとんど福岡なので、長崎へいくのは年に2〜3回。 1ヶ月で2年分くらい訪問したのかな?

JRで長崎駅に着いて、まず駅の旅行センターへ行く。
...あった。

太宰府の九州国立博物館で開催中の「若冲と江戸絵画展」のチラシ。 若仲の色づかいがあまりに見事で、チラシを短冊状に切ってコラージュにしようと目論んでいる。 佐世保駅にはまったく置いてなかったので、しめしめ。周囲を気にしつつ10枚...。

五島町にある中古CD屋(クラシックが充実している)をのぞいて、そのまま大波止から県美術館まで歩く。 先週の日曜日もぶらぶら歩いたコースだけれど、 おなじ場所を歩いているという感覚がない。 光と風、潮の満ち具合がまったく違うので、波動というか、自然から感じる息づかいが違うのだ。 とくに、満潮で湾からあふれ出しそうな海水は、それだけでエネルギーのかたまりだ。圧倒的な水の量感。 途方もない量の水の分子が、われもわれもと語りかけてきて、耳がパンクしそうになる...という感じ。こんな気分はひさしぶり。

月の美術館で作品と展示物をピックアップ。
両手がふさがるので、玄関先で電車賃(100円)をポケットの中に。 するとユズルさんから「志久さんはA型ですね〜、わはは」と的確な指摘が下る。恐れ入りました。 正確にいうと(母がO型なので)A0なのだけれど。

ふたたび謎の中国青年と化し、新地の中華街を闊歩。背中にザック、両手に無印とユニクロの紙袋。 搬入のときよりも諸般の事情で荷物が増えたので、こたえました。駅までたどりつけばなんとかなるだろうと思っていたのですが、筋肉痛です。 あいたた。駅の旅行センターに寄って、さらに若冲のチラシを10枚...ゲット。帰路につく。

個展が終わり一週間。

礼状を制作したり、いただいたメールに返事を書いたり、たまりにたまった未完成の作品に筆を入れつつ、まだまだ気忙しい日々が続いています。 おどろくのは、一週間もの時間が経過しているのに、まだまだ発見や気づきに恵まれていること。 今回の個展がじぶんにとっていかに貴重なものだったか...。

もう引き返せない。ポイント・オブ・ノーリターンを通過してしまったような気がするのです。あいたた。
by ksksk312 | 2007-02-16 11:08 | 或る日